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女性のめまいで病院へ!受診時の伝え方と準備
女性がめまいの症状で医療機関を受診する際、医師に自分の症状や状況を的確に伝えることは、正確な診断と適切な治療を受けるために非常に重要です。しかし、いざ診察室に入ると緊張してしまったり、何を伝えれば良いのか分からなくなってしまったりすることもあるでしょう。事前に伝えるべきポイントを整理し、準備をしておくことで、スムーズなコミュニケーションに繋がります。まず、最も重要なのは「いつから、どのような種類のめまいが、どのくらいの頻度で、どのくらいの時間続くのか」です。めまいが始まった正確な時期、めまいの性質(グルグル回る回転性か、フワフワする浮動性か、クラっとする立ちくらみのような感じかなど)、一度のめまいの持続時間(数秒か、数分か、数時間か、あるいは持続的かなど)、めまいが起こる頻度(毎日か、週に数回か、月に数回かなど)を具体的に伝えましょう。「めまい日記」などをつけている場合は、それを持参すると非常に役立ちます。次に、「めまいが起こるきっかけや、悪化する状況、逆に楽になる状況」も大切な情報です。例えば、「頭を特定の方向に動かすと起こる」「急に立ち上がると起こる」「ストレスを感じた時に起こる」「安静にしていると治まる」「特定の薬を飲むと和らぐ」など、具体的な状況を伝えましょう。また、「めまい以外の症状があるか」も忘れずに伝えましょう。難聴、耳鳴り、耳閉感(耳が詰まった感じ)、頭痛、吐き気、嘔吐、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、物が二重に見える、意識障害、動悸、息切れ、顔面蒼白、倦怠感、体重変化、手の震え、不安感、不眠など、他の症状があれば、それが診断の手がかりとなることがあります。そして、「月経周期との関連」も、女性の場合は重要な情報です。めまいが月経前や月経中に起こりやすいか、あるいは更年期の症状(ホットフラッシュなど)と関連しているかなどを伝えましょう。妊娠の可能性や授乳の有無も、治療法の選択に影響するため、必ず伝える必要があります。過去の病歴や現在治療中の病気、服用している薬(市販薬やサプリメント、漢方薬も含む)、アレルギーの有無、家族歴なども、医師にとっては重要な情報です。これらの情報をメモにまとめておくと、診察時に落ち着いて、かつ漏れなく伝えることができます。