女性がめまいの症状で医療機関を受診した場合、どのような流れで診断が行われ、どのような検査が必要になるのでしょうか。そのプロセスを理解しておくと、安心して受診できるでしょう。まず、医療機関(主に耳鼻咽喉科、内科、神経内科など)を受診すると、医師による詳しい問診が行われます。これがめまいの診断において非常に重要なステップとなります。医師は、以下の点について詳しく聞き取ります。いつからめまいがあるのか。どのような種類のめまいか(グルグル回る回転性か、フワフワする浮動性か、クラっとする立ちくらみのような感じかなど)。めまいの持続時間(数秒か、数分か、数時間か、あるいは持続的か)。めまいが起こるきっかけや、悪化する状況、逆に楽になる状況(例えば、頭を特定の方向に動かすと起こる、安静にしていると治まるなど)。めまい以外の症状(難聴、耳鳴り、耳閉感、頭痛、吐き気、嘔吐、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、意識障害など)の有無。月経周期との関連(女性の場合)。既往歴(特に高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中、耳の病気、頭部外傷など)、服用している薬、生活習慣(睡眠、食事、運動、ストレス状況など)、家族歴など。次に、身体診察が行われます。医師は、血圧測定、脈拍測定、聴診などを行い、全身状態を評価します。そして、めまいの原因を探るために、神経学的診察として、眼振(がんしん:眼球の異常な動き)の有無や性状を観察します。眼振は、めまいの原因が内耳にあるのか、中枢神経(脳など)にあるのかを判断する上で非常に重要です。また、体のバランスを調べる検査(ロンベルグテストや足踏み検査など)や、小脳機能の検査などが行われることもあります。これらの問診と診察から、ある程度の診断の方向性がつけられますが、原因をより詳しく特定するために、追加の検査が行われるのが一般的です。耳鼻咽喉科では、「聴力検査」や「平衡機能検査(電気眼振計を用いた眼振検査や温度刺激検査など)」が中心となります。内科では、「血液検査」(貧血、甲状腺機能、血糖値、電解質などを調べる)や「心電図検査」などが行われることがあります。神経内科や脳神経外科では、脳の異常が疑われる場合に、「頭部CT検査」や「頭部MRI検査」といった画像検査が行われます。